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ニセ電通マン、女性たちはなぜ簡単にだまされたのか(産経新聞)
 昨年12月28日、関東地方に住む女性モデル(22)は、自身のブログに見知らぬ人物からメールが届いていることに気づいた。相手は大手広告代理店の電通に勤務するという「盛田」を名乗る男。「大手酒造メーカーのイメージガールを探している」との内容だった。

  [フォト] ブログを通じて誘いを受けたグラビアアイドル

 イメージガールとは、自社商品の販売促進や企業イメージ向上のために起用するモデルやタレントのことで、「キャンペーンガール」や「キャンギャル」などとも呼ばれる。

 かつて大手酒造各社のキャンペーンガールを務めた女性は、井川遥さん、藤原紀香さん、伊東美咲さん、安田美沙子さんなど、現在は芸能界の一線で活躍するビッグネームが並ぶ。キャンペーンガールは若手の登竜門のような位置づけだ。

 このモデル女性もキャンペーンガールに対するあこがれが強く、一度「盛田」と会って話を聞くため連絡をとったという。

 女性が相談に訪れていた情報サイト「探偵ファイル」を運営する渡辺文男氏によると、「盛田」はここから素早い行動に出ている。

 翌29日午前、自ら女性の自宅に車で迎えに来た。車は型は古いものの、高級外車のベンツ。女性をファミリーレストランに連れて行くと、「盛田」はおもむろにこう告げた。

 「探しているのはサントリープレミアムホップのキャンペーンガールなんだ」

 続けて、2100万円の小切手を示して「2000万円は電通から、100万円は交際費として私が(女性の口座に)振り込む」などと、言葉巧みに「電通社員」であることを信じ込ませていった。

 その後、「盛田」は終日、女性をショッピングや食事に連れ回した。しかし支払いはなぜか、すべて女性。昼食(2万5000円)▽下着(5万8000円)▽ドルチェ&ガッパーナの服2着(6万円)▽夕食(5万5000円)−など、総額は20万円近くに及んだという。

 さらに「盛田」は女性のために、港区内の高級ホテル「シェラトン都ホテル東京」にエステ付きの部屋を取り、「打ち合わせがある」などと部屋に入ってきたというのだ。翌日のホテル代5万5000円の支払いも、当然、女性だった。

 以降、「盛田」との連絡はぷっつりと途絶えてしまう。女性はこの時点で、初めてだまされたことに気づいたという。

 サントリーの広報担当者によると、同社では16年を最後にキャンペーンガールの募集を終了しており、「(キャンペーンガールは)厳正な審査を経るため、1人の独断で決まることもない」と困惑する。

 「盛田」を名乗る男−。それが今回、詐欺容疑で東京湾岸署に逮捕された佐々木秀之容疑者だった。

 佐々木容疑者の逮捕容疑は、20年7月下旬ごろ、タレント事務所所属の女性(26)に電通社員を名乗った上で、「自分はブリヂストンの跡継ぎの石橋だ。あなたをブリヂストンのイメージガールにしたい」と「ホテル日航東京」(港区)に誘い、宿泊代金約2万4000円を支払わせた疑い−というものだ。

 「盛田」と「石橋」の違いこそあれ、電通社員を名乗って大手企業のイメージガールに誘うやり方は、先のモデル女性に対するものと酷似している。佐々木容疑者の手口には、ある共通点があるのだ。

 探偵ファイルの渡辺氏によると、流れはこうなる。

 まず、タレントが多数登録するブログ「アメブロ」や、ソーシャルネットワーキングサービスの「mixi(ミクシィ)」を通じて女性側に接触。ここで電通社員を名乗り、「イメージガールの募集」を伝える。芸能事務所の「東宝芸能」や「松竹芸能」に顔が利くこともにおわすという。

 最初の待ち合わせは主に高級ホテル。そこで「大きな仕事だから体の関係もある。大丈夫か?」などと性的関係を迫る。さらに旅行に連れて行ったり、食事に誘ったりするが、支払いはすべて女性。女性が佐々木容疑者に疑いを持ち始めると、別の女性に乗り換えるという狡猾(こうかつ)さだ。

 一方、「愛人募集」を持ちかけ、女性を誘い出すケースもあったという。

 友人の紹介で佐々木容疑者と知り合った30代のヨガインストラクターの女性は当初、佐々木容疑者と月100万円の愛人契約を結ぶ約束だった。

 「自分は松下幸之助の孫で、今は松下電工(現パナソニック)を取り締まっている」

 この女性に対しては、「松下」を武器に自己紹介。出会ったその日に静岡県伊東市へと愛車で旅行に連れ出し、女性とゴルフや食事、温泉を楽しんだ。

 しかし、ゴルフ代など約20万円全額は、やはり女性が支払った一方、愛人契約の金は渡されなかった。

 佐々木容疑者は旅行の際、竹中工務店、ソニー、三洋電機、大林組…と日本を代表する大手企業の社長らと知り合いだと話し、この女性に「彼らの節税対策のために愛人を探してあげている。友人を紹介してくれないか」と持ちかけたという。

 ブログなどにメールを送るほかにも、佐々木容疑者は知り合った女性に友人を紹介させる形で、いわば「ネズミ講」式に女性を餌食にしていった可能性があるのだ。

 捜査関係者によると、佐々木容疑者は住宅メーカーに勤務した後、職を転々。逮捕時は無職だったが、近隣住民には「ある大手企業に勤めている」と見栄を張っていた。サラリーマンが仕事をしている時間帯にも頻繁に車の出入りがあったという。

 身長約180センチ、体重約85キロの巨漢。こわもてながらグッチやルイ・ヴィトンなどの高級ブランド品を身につけていることも多く、「業界人」と思う人もいた。

 佐々木容疑者は数年前から、複数の若い女性を自宅近くの飲食店に連れてきていた。この飲食店は、高級ホテルとともに、女性タレントらとの「打ち合わせ」に使っていたとみられ、佐々木容疑者の被害にあった女性は相当数に上るとみられている。

 なぜ女性たちは、いとも簡単にだまされてしまったのだろうか。

 「『1000万円近くのギャラを支払う』といわれれば、心の琴線に触れる。舞い上がってしまうのも無理はないですよ。新人は怪しいと思いつつ、引っ張られてしまうのかもしれないですね」。

 こう話すのは、タレント事務所「夢企画」(東京都中野区)の角川清子代表だ。

 同社に所属するグラビアアイドル、吉岡蓮さん(24)のブログにも昨年10月ごろ、佐々木容疑者からのメールがあった。「電通の盛田」を名乗り、誘い文句は「お酒のイメージガールを探している。あなたがいいと思う」。電話で佐々木容疑者と話した吉岡さんは「口調は優しく滑らかで、できる営業マンという感じだった」と振り返る。

 だが、吉岡さんは佐々木容疑者にだまされなかった。

 吉岡さんからの連絡を受けた角川代表が、佐々木容疑者に確認の電話をした。すると後日、佐々木容疑者から吉岡さんに電話がかかってきた。

 「個人に連絡したのに、なんでマネジャーがかけてくるのか」

 そう怒りつつ、「イメージガールに決まったら、顔が利く『松竹芸能』に移って大々的に売り出す」とも。

 〈やっぱりウサン臭い…〉

 吉岡さんは直感。その後、佐々木容疑者は何度も吉岡さんの携帯にメールを送ってきたが実際には会わなかったため、事なきを得た。

 佐々木容疑者は、吉岡さん以外の同社所属のタレント2人にも接触を図っていた。「タレントに事務所の移籍を持ちかけたり、手口はスカウトマンの引き抜きと似ている。それでも電通社員が1人で行動するようなことはない。業界のルールとして、仕事の依頼でタレントに直接連絡が来ることはないんです」(角川代表)。

 芸能界での活躍を夢見る女性の気持ちを逆手にとり、詐欺行為を繰り返したとみられる佐々木容疑者。東京湾岸署によると、佐々木容疑者は調べに対し、逮捕容疑についてこんな供述をしている。

 「そういうのがあったかもしれないが、他にも似たようなことがあったので(被害女性の)顔と名前が一致しない」

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